『古事記』編纂1300年記念!夏の企画展「日本のかたち」

■開催日時

2012年6月19日(火)~ 9月9日(日)
午前9時~午後4時30分
※休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
※展示説明会
8月18日(土)
時間 11:00~12:00 参加費無料 

■開催場所

本居宣長記念館展示室

■入館料

大人400円 大学生等300円 子供(小学校4年~高校生)200円
※団体料金(30名以上)
 大人300円 大学生等200円 子供100円

■内容

「古事の 記をらよめば いにしえの てふりことゝひ きゝみるごとし」
この歌は、宣長が『古事記伝』全巻の執筆を終えた寛政10年(1798)、祝いの歌会の席で詠んだものです。『古事記』を読むと、古代世界を見ることも出来る。声を聞くことも出来る。宣長は『古事記』を読み、それを解釈することで、「日本が見えた!」と確信したのです。今回の企画展では、宣長が「日本のかたち」を見出すまでに辿った軌跡をご紹介します。古事記研究に取りかかる前に、日本古典『源氏物語』から得た「もののあはれ」。生涯の師である賀茂真淵との出会い。そして、17歳の若き宣長が描いた「大日本天下四海画図」も展示いたします。宣長が持っていた当時の世界地図「地球一覧図」と見比べてみて下さい。また本展示では、伊勢が生んだ天性の詩人・竹内浩三の遺稿も併せて展示いたします。大正から昭和、激動の日本を生きた浩三は「日本が見えない」という詩を残して戦場へ散りました。「日本が見えた」と確信した宣長と、戦争という混沌の中「日本が見えない」と残した浩三。「日本」を求めた二人が読み、考え、記したもの。「日本」とは、一体何だったのでしょう。『古事記』編纂1300年となる本年、日本の原点をもとに、宣長と浩三を巡って新たに「日本のかたち」を見つめ直します。

■問合わせ先

本居宣長記念館 0598-21-0312